中古農機のはなし

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我が家は農家であるわけだけれども、日曜大工ならぬ「日曜農家」状態となっている。
春先の一大イベントである「田植え」は、単身赴任ということもあって、代掻きから田植えまで委託でやってもらったため、田起こしだけ自分でやったのだが、田植え以外にも畑を耕したり、ぶどう棚作ったり、ぼた(法面)の草刈りなど、毎週のように何がしかの作業がある。
そんな中、先々週は草刈りをやったのだが、草刈り機の調子が今ひとつで、エンジン掛かり悪いし、リコイルスタータが戻らなくなったりと、信頼性が低下していた。
それと、トラクターとかを洗うのにも水ポンプが欲しいなと思っていたこともあり、一念発起し、これらの農機具を買うことにした。
農機具屋やホームセンターなどに見に行くが、いいものはやはり高い。しかもエンジンなどは最近は海外産が増えてしまい、寂しい限り。
もんもんとしながら、やはりいいものを長く使うというのが信条なので、中古機を導入することにした。
普通、農機の中古は皆敬遠する傾向があると思うが、そこは「壊れてたら直せばいいじゃん」的な自分としては、その分については全く問題としていない。
ヤフオクなどでいろいろ探してロビンエンジンのポンプを入札するが、予算面で3連敗。やむを得ず第二候補のカワサキエンジン(4スト)を落札。
草刈り機はロビンの4ストエンジン仕様が出ていたので、これも落札。
現在国産機で同等のものを買うより、1/4くらいの価格で購入することできた。
さて、現物が手元に届き、早速整備。
2台とも中古なので外観はそれなり。ポンプのホース関係や草刈り機の欠品部品、補修部品を買いに行き、最低限の部分を分解し、清掃や給油をやってあげた。
エンジンオイルも車のエンジンオイルの残りを補給した(ターボオイル!)ちなみに今回は2台とも4ストエンジン。
これには理由があって、一般的には2ストなんでしょうが、やはり4ストエンジンの方がメカ的には面白いし、混合油を作る手間も省ける。オイルで汚くなる度合いも少ない、環境にも優しい(燃費がいい)、音も静かと、時代の流れとしては低環境負荷の機械が農機でも求められているところ。
カワサキは色もライムグリーンのワークスカラーだし、今はなきロビンの黄土色も懐かしい(ロビンは富士重工の汎用エンジンブランドだったが、中型機以上はスバルに名称変更、小型機はマキタに事業譲渡され、「ラビット」ブランドとなってしまった)
いずれにしても、ホームセンターなどで売っている海外産廉価機でなく、「made in japan」の文字も誇らしい機械達だ。
さて、簡単に整備しただけだったが、結果は・・2台とも一発でエンジン掛かった。中古機だったが「当たり」でした。