ステンレス-鋼 三層クラッド鋼とモリブデンステンレス単層鋼

またしても包丁の話。

普段使いの包丁は、奈良柳宗院の刻印があるステンレス-鋼三層クラッド製のものなのだが、前にも書いたように家での使い方が荒いのでボロボロになってしまっていた。

それで安くて、そこそこよく切れるものがないかなと思っていたら型落ちではあるものの、よさげな品を発見した。

早速取り寄せたのがこれ。

関孫六の4000CLです。貝印(株)製。

三徳、165mm、ステンレス-鋼三層本割込、本通し、鍔付き、柄は積層強化木。

内容からすると10000ccと桃山の中間的な仕様となっている。

刃厚は今まで使っていたものよりすこし厚めで、しっかりしている。

細かい仕上げなどは10000ccには及ばないものの、普段使い用としては上等と思う。

裏には日本製の文字。鍔は溶接一体型ではないものの、本通し仕様と相まってがたつきもなく好ましい。

ということで家人にも使わせていたのだが、なんと1週間もたたずに「こんな錆びるし手入れしないといけないなら使いたくない」と言い出した。

全くわがままな連中だ。そうしてみると、ダマスカスなど格好優先の高級包丁が鋼でなくステンレスであるのがちょっと理解できるような気がした。

それでやむなくオールステンレス製のものを追加で買うはめになってしまった。

これも関は(株)佐竹産業 製の「濃州正宗作」

小三徳、150mm、モリブデンステンレス、本通し、溶接一体鍔付き、柄は積層強化木。

ステンレス単層で錆びない。これなら文句言わないだろう。

一般家庭用のスタンダード品であるが、価格の割にはよい仕上がりの製品。

小三徳だが、意外と使いやすい寸法なのかも。

 

 

新たにやって来たこだわりの道具たち(その2)

以前より、牛刀を1本欲しいなと思っていた。

今般洋包丁を揃えるにあたり、やはり牛刀は1本欲しい。かと言ってプロでもないし今や大家族でもないしと言うことで、180mm~200mmくらいなのがいいかなと思っていた。

ものを選ぶにあたり、ダマスカスも選択肢に上がったのだが、調べてみるとほとんどが2万円オーバー。とてもそんなの買えないよなと早々に諦めて、ハガネ3層鋼が適当かと思ったのだけど、既に関孫六10000ccの三徳を持っているので、どうせなら青紙のものはないかと当たってみたらば、あるにはあるのだが無印のものであったり、製造者名が伏せられていたりネットでの評価もいまいちのものが多くて(無印のものは責任の所在がはっきりしないのでこと道具に関しては信用していない)、関のものは諦めることとした。

そうなると日本でもプロ使用率としては最大シェアを誇るという大阪は堺の包丁で探してみることにした。

地の利がないのでまずは刃物工業会のサイトからいろいろ見てみるが、状況としては関と同じく有名どころから初めて聞く名などあったりして、結局のところは関で言うところの貝印のような青木刃物の物を導入することとした(ここの物買っておけば間違いないでしょ、という信頼性重視の選択ではありますが)。

で、4本目としてやって来た牛刀包丁はと言うと、

大阪は堺の、「堺孝行 別上」。(株)青木刃物製作所 製

和包丁が有名な堺にあって、この会社は洋包丁のラインナップも充実している。

使用している素材もハガネからステンレスからダマスカスから種類も豊富。今回の品のスペックとしては、

牛刀 180mm 本通し 鍔付き 柄はPOM樹脂 刃は全ハガネ日本鋼(SK鋼)

上のグレードには青二鋼もあり、柄も積層強化木で良いのだがいかんせん予算がゆるされずこれとなった。まあ堺らしく実用一点張りの品ということで納得できるもの。

切れ味としては青二鋼に及ばないとは言え、SK鋼とされているが実際は白紙クラスのものであるらしい。包丁の使い方が荒い家人にかかっては青二鋼などすぐ欠けさせるのは目に見えているので(なんと言ってもステンレス包丁をも欠けさせる輩ばかり)、切れ味を落としても耐久性重視とした訳だ。

ハガネの単層のため10000ccのような刃紋がなくて、オールステンレス包丁みたい。しかし写真でも判るとおりステンレスみたく黄色っぽくなくどちらかというと青っぽいのはハガネの特徴と言えるのでないだろうか。
でも手入れ怠るとすぐ錆びが浮いてくるのだろうな。表面には防錆剤が塗られていた。

ここまで洋包丁が揃ってくるとあとは150mmクラスのサバキかガラサキ(出刃、アジ切りの代わり)と、210mmくらいの筋引き(柳刃の代わり)が欲しいところではある。

 

さてその次は包丁ではないのだが、

関の刃物問屋として有名な(株)山秀で扱っていた、マセリンのキッチンハサミ。

やっとここでイタリア製の品が登場しました。

いや、そんなモノにわざわざ拘らなくてもと言われるかもですが、よくあるキッチンハサミと違いシュッとしていて格好いいし、仕上げも高級感がありますよ。

家には関孫六のキッチンハサミもあるけれどちょっと大きくて、これくらいの大きさの方が使いやすいのではなかろうか。

ちなみにこのハサミ、分解できるようになっていて、片刃のナイフみたいな使い方もできる。

 

もひとつおまけは、

岐阜県はこれも関の、オクトスという会社で扱っているソムリエナイフ。

ソムリエナイフはフランスはライヨールのものやイタリアのムラーノのものを使っているが、このオクトス、価格安い割にはコルク抜き部がフランス製であったり(ライヨールと同じ形状。OEMか?)、質感が高くて良いものです。1本あると重宝します。

 

→その3に続く

 

新たにやって来たこだわりの道具たち(その1)

このところ、洋包丁など調理用具を買うことにした。

しかし刃物類と言えば、世界三大刃物産地で揃えてみようかとおもったのだが(因みに、イギリスのシェフィールド、ドイツのゾーリンゲン、そして我が日本の岐阜県の関市)、ゾーリンゲンは比較的有名なメーカーも多く、入手しやすいのだが、シェフィールド産は、超高級品やオーダーメイド的なものになってしまって、普段使いにちょっとよさげな品というのはなくなってしまった。一時よく見かけたリチャードソンも倒産したらしいし、大規模に世界中へ輸出するようなシステムも見当たらず、ほんとに地元の人相手にやっているという感じ。

ドイツのゾーリンゲンでもツヴァイリングなどは外国製(日本など)が増えていて、ヴォストフなどは本国製造を保っているものの、価格は高め(ヴォストフ1本家にあるのだけど個人的な見解では価格に対しての性能とかで考えると、う~んって感じ)。

では3大産地以外で、僕の大好きなイタリアはと言うと、う~ん、アルテインオリーヴォのものはヒットするが費用対効果としては食指が動かないし、バッラリーニは質も価格もいい感じなのだが、製造国が中国であるならばわざわざバッラリーニ買うこともないよな、と思えてしまう。尤も中国製自体は近年他国の製造技術など導入したおかげか品質も向上し、価格も安価であるとかのため、馬鹿にする物でもないけれど、何か昔の日本を見るようで心がもやっとする。さらに独自技術など身につければ、全世界の他メーカーは潰されてしまうだろう。あとブラジル製とかスペイン製とかの品もあるが、価格と品質を天秤に掛ければ「う~ん」と言う感じで決定打に欠ける。

というわけで結局のところ「国内メーカーを助けるためにもmadeinJAPANで行きましょうかね」ということになった(とは言いながら電機製品はじめ、日本の工場で働く外国人労働者が増えているのは周知の事実。これまた闇が深い話)。しかし、それでも、madeinJAPANの文字は守っていきたいものだ。

話がそれたが、まずは1本目(1丁目?)。

岐阜県は関の「関孫六10000cc」です。貝印(株)製。

  

この包丁は全ステンレスでなくハガネ-両側ステンレスの3層鋼となっている。

自分自身、和式の柳刃を1本持っているのだが、こちらはハガネ-普通鉄の2層片刃で、よく切れるし良いのだけど、普通鉄のところがどうしても錆びてしまう。手入れするにもプロみたく毎日やるわけじゃないもので、仕方ないところではあるのだけど、今回は3徳だし日常用だしプロでもないので、扱いが楽な外装ステンレスとした訳だ。

三徳、165mm、本通し、鍔付き、柄は積層強化木。ハガネのため切れ味は最強と言える。

関の孫六と言うと波紋が「三本杉」。この包丁の波紋もそこはかとなく三本杉に見えるもの。あまり有名な機種ではないが、実のところ一番、関らしい包丁なのかもしれない。

 

続いては、これも関の「関兼次 彩雲」関兼次刃物(株)製。

ペティナイフ、120mm、ダマスカス33層、芯材VG-10コバルト鋼、ハマグリ刃、本通し、鍔付き、柄は積層マイカルタ(樹脂と麻布を高圧で固めた新素材)

なんと言っても名前に恥じなく美しいダマスカス模様。この近代ダマスカスも層の違い(37、65、67、69、101など)やパターンの違い(波、渦巻きなど)があり、この辺りは好みの世界で、メーカーによっても特徴があったりする。

全体的なイメージでは最近はやりのスタイル(派手で、包丁というよりカスタムナイフって感じ)。

切れ味としては芯材によるところが大きいのでステンレス最強のVG-10コバルト鋼と言えども研いだばかりのハガネには劣ると思うが、扱いやすさとか考慮すればVG-10の方が家で使うには便利なのかもしれない。

ちなみにこの「彩雲」模様が雲のイメージもあるかと思うが、斜めにすかして見ると、「彩雲」の文字がホログラムのように青っぽく光って、なかなか洒落ている。

 

3本目はツヴァイリングの「フォーメーション ブレッド」ツヴァイリングJAヘンケルスジャパン(株)製。

外国ブランドは本国製がいいような事書いていたにも関わらず買ってしまいました。

ブレッドナイフ、270mm、刃部FC61SUS、本通し、鍔付き、柄はPOM樹脂

このドイツブランドの日本における拠点は岐阜県関市にあって、madeinJAPANと刻印がある。

切れ味はまあ期待はしていない。

物が届いた瞬間後悔した「やばっ、デカ過ぎる」。包丁立てに入らないな。で、裏をひっくり返してまた「うおっ

なんとあの「ル・コルドン・ブルー」バージョンでした。「へへっ」って感じ。やらかした。

まあカステラ切りやでかいケーキ切るのに活躍してもらおう(要はあまり出番なさそう)。

 

→ その2へ続く

家の周りには普通に山野草が自生している

我が家の周りは山となっている。

この山、よくある管理された綺麗な山(針葉樹などが植林された山という意味)ではなくて、いわゆる「雑木林」の山なんですね。

しかもこの辺りは急峻な山でなくてなだらかな里山であって、おかげで自然の生き物例えば鳥や昆虫などが多く生息している。

今頃だとハルゼミなど既に鳴いているし、鳥も朝から木々の間を飛び交っては囀っている。そうかと思えば「ココココココ」と音がする。キツツキだ。

音はすれどもなかなかお目に掛かることが出来ないが、以前ここらで見たのはアカゲラだと思う。近くの川ではたまにカワセミも見かけたり、田んぼにはカモやオシドリのご夫妻が居たり、草原にはキジの雄が首を伸ばして周辺を伺っていたりする。

そんな自然公園みたいな所に住んでいるわけだけど、家の周りも手入れもしていなければ草だらけ。ただ、外来植物は根気に抜いて回っている。

このところはフランスギクがはびこっていたが、これからの季節はオオハンゴウソウやオオキンケイギクなどが出始める。

そんなこともあって、先週はヒメジョオンなどを抜いて回っていたのだが、ミヤコワスレが咲いていたり、ホウの木やカエデ、ナラの苗木などがあちらこちらから出てきたりしていた。

そんな中、キンポウゲ系の葉っぱの苗を見つけて、「あれ、これはトリカブトかムラサキケマンかな」と思ったがとりあえずは外来種でないので放置していた(但しいずれも毒草だけども)。

ところが今日、ふと見てみたらば花が咲いていた。「あれっ、オダマキじゃん」。

山野草として人気の高いオダマキ。「キバナノヤマオダマキ」と言って、山登りに行ったりすると比較的よく見る花だが、花好きな人はパシャパシャ写真撮ってたりする。

しかも周り見て見ると小さい物含めれば10株以上生えている。ちょっとした群生地だなと思うが、そこに薪小屋を作ろうと思っていたので、移植するか小屋の位置を変えるか悩ましいところ。

その他にも何か変わったの生えてないかなと思ったら、白い大きめの花が咲いているのを発見。一重咲きのバラに似ている(トゲもある)のでグーグルレンズに聞いてみると、やはりバラ科のバライチゴ、いわゆるラズベリーです。

そんなこんなで、以外と普通に山野草生えてるものだなと思った1日でした。

(※普通だと草をすぐ刈ってしまって気づかなかっただけなのかも)

 

 

 

 

 

なごやんのシャチ。

先日おやつに、この地域ではスーパーなどで普通に売っている「なごやん」※pasco(敷島製パン)製を食べようと思って、ふとその個包装を手に取って見てみた。

それで、その個包装には金シャチが2匹描いてあるのだが、

 

あれっこの2匹、対になってるけど同じ絵じゃないですか。

実は名古屋城の金シャチって、雄と雌が対になってるんだよなと思って、去年名古屋へ行ったときの写真を見てみた。

 

えっ、どこが違うの?と突っ込まれそうだが、因みに左が雌で右が雄です。

位置的には南が雌で北が雄。つまり雄は南を向いています。

それでも判らないぞ、というあなた。一番判りやすい大きな判別点はやはり「目」でしょう。

雌は前に黒目が寄っていて、雄は黒目が真ん中近くにあります。

そのほか、ひれの形とか、胴体が雄の方が太く雌はスリムであるとか、大きさ自体も雄の方が大きいなど、よく見れば「なるほど」と思える判別点はたくさんあります。

それで先のなごやんのシャチ。もうお分かりでしょうが2匹とも「雌」です。

う~ん、なぜに2匹とも雌なのか。判っていてわざとなのか、単純にコピーしただけなのか。謎です。

それで、なんでそんなことを細かく言っているかと言うと、その去年11月に名古屋城に行った時、「金シャチ横町」へ寄ったのだけどそこの「金シャチ焼き」を見て「おっ」と思ったからです。それがこちら。

どうです。素晴らしい再現性ですよ。

2匹買えばちゃんと雄雌にしてくれるのが憎い。2匹単位で買うのが正しい買い方でしょう。

先の特徴で判ると思いますが、左が雌、右が雄ですね。

大きさも雄が若干大きく作られていて、たくさん食べたい人は「雄2匹」という発注ができるかも(確認はしていませんので出来なかったら悪しからず)。

 

因みに2005年の愛知万博の時、本物の金シャチに触って来たのだが、その時の記事は以下のところにあります。

mekabaka.g2.xrea.com

立冬もまだなのに空から白いものが・・・

午前中荘川町に居たのだが、空から白いものが・・・・・

そう、雪です。

ついに今年も冬が始まってしまいましたよ。立冬も過ぎていないのに(今年の立冬は11月7日)。

さて昨日は昨日で部屋の中の気温が1桁になっていて、さすがに寒いのでストーブを点けました。

薪ストーブは瞬発力がないことから、まずは反射式のストーブに点火。

スピードアップを図るため、アラジンの対流式ストーブも焚く。

その間に薪を取りに行き薪ストーブも点火するのだが、なぜか今日に限って煙りがひどくて、嫁さんが「燻製になる」と騒ぐので一旦消火。でも薪ストーブって素早く消すのが難しいんですよね。

すったもんだしたあげく火勢を弱めたところで灰を取ったり空気口を掃除したりいろいろやって、再度点火。

今回はとりあえずいい感じに燃え始めたのでやれやれというところです。

でも薪ストーブって火の調整とか安定して燃やしたりするのが難しくて大変だけれども、何故かみな欲しがるんですよねえ。

キャンプなどでも焚き火番を買ってでる奴とかよく居ると思うけど、手間の掛かるものほど可愛く感じるのかも。

 

昼間の月を見て想う

先日、たまたま「昼間の月」が出ていたので携帯で写真撮ってみた。

それで「今日はきれいに撮れたな」と思って拡大してみると、

おお、クレーターまでちゃんと写っているじゃないですか。

自分の携帯のカメラは最大倍率が×15.6なのだが、その解像度と併せて考えてみたとき、「こりゃデジカメが売れなくなる訳だわ」と思ってしまった。

普通にスナップシューターなら携帯で十分だという論調には説得力がある。

だけどなあ、7桁レベルの費用を銀塩カメラに投入して来た身からすると、何か心がもやもやする。

そんなこともあったりして、未だにレンズ交換式のデジカメは導入していないのだけど、気晴らしに古いカメラを引っ張り出してみようかな。