デルタを見に行く

ランチアデルタを2台乗ってきたが、1台目を購入したのが1999年だった。
94年式だったから5年落ちの中古だったのだけど、そこそこいい車で、10年乗ることができた。最終的には18万5000キロでシリンダヘッドやデフがダメになり、修理するには50万以上掛かることが確実であったことから、乗り換えることにした。

しかし、新たにやってきた弐号機は、納車の時からエンジン不調で入退院の繰り返し。こんなことなら初号機を修理して乗った方が良かったと後悔した。
結局、安いものには何か裏があるものだと思った。我慢して乗り続けてきたのだが、5年乗ってそのうち4年間は単身赴任で、屋外放置状態。ずいぶんサビも出てきた。やはり車は動かさないとだめだ。

そこへもってきて、フロントバンパーが割れてしまった。
うーん、これはもう限界かな。修理しようとすると塗装・鈑金その他もろもろ含めれば100万以上掛かるのは明白。
エンジンも相変わらず調子悪いし、シートも擦れてきた。そんなのをいろいろ直したとすると、200万は掛かるだろう。

そんな訳で、弐号機は諦める決断をした。
参号機は、やはり紺がいいなと思って、いろいろ探すが、いいものがない。

そんな時、いろいろ部品を購入もしていた「ストリートライフ」のお店にデルタの紺が売りに出ているのを発見した。

写真を見る感じでは綺麗で、特に問題はない。しかもデルタの扱いにかけては日本国内での御三家の一角であるお店である。悪かろうはずがない。
とは言いながら、弐号機の苦い思い出があって、これはやはり現物を見に行くべきだと考えた。

早速、休みの日に弐号機を走らせて、道に迷いながらもストリートライフのお店に到着し、車を見せてもらった。
試乗もしたのだが、やはりとても良い個体で気に入った。

下取りの見積もりをしていただいたら、思っていたより良い値段を提示してくれたので、予算もなんとかなりそうな範囲で納得した。

家に帰って、車替えると宣言して、更新することにした。

今度のは10年は乗れるよう、大事にしたいと思う。