ある月曜日の朝突然・・

デルタのエンジンが掛からなかった。しかも間の悪いことに、寝坊して慌てて仕事に行こうとしていた時だ。
セルを数秒回しても始動しない。「?」もう一回・・やはり掛からない。諦めきれずに3回目・・やっぱりだめだ。落ち着いて考える・・と、もう1回「ON」までキーを回した。
ここで「燃料ポンプ」の音がしないではないか!
原因が判ったのだが、とりあえず急いでいて(遅刻しそうなので)車を置いて自転車で出勤して、とりあえず仕事に遅刻はしなかった。
昼休みに対応を考えた。実はデルタの初号機も一度燃料ポンプが突然動かなくなって、結局ポンプを交換したのだが、完全にダメになる前にリレーやポンプ本体を叩いたら、瞬間的に動いたのだった。
「やっぱりそうするか?」夕方、帰ってからリレーやヒューズを抜き差ししたら、ポンプが動いた。一旦エンジン始動してから止めて、再始動したところ、また掛かる。「うまくしたら2~3日いいかも」と思い、そのまま乗って、家に帰る金曜日になった。ところが金曜日にまたポンプが動かなくなった。リレー等ガシガシやったら、また動いた。だんだん症状が悪くなってきているのは判ったので、エンジンを止めないようにして家に帰った。
土曜日は車乗らなかったのだが、日曜日にエンジン掛けたところ、予想どおりポンプが動かない。もうかなり危険な状態なので、ガレージワタナベに電話して持っていくことにした。エンジンの方は最後の手段で、リヤシートを外してポンプ本体の頭を一撃したら、予想どおりポンプが動いた。「ラッキー」と思って、ガレージワタナベまで、エンジン止めないようにして持っていった。ここまで来ると次止まったら、叩いてもポンプ動かないかもしれないという恐怖があったが、なんとかたどりつくことができた。
カレージワタナベでエンジン止めたら、もう叩こうが何しようが再び燃料ポンプが動くことはなかった。
ぎりぎりの冷や汗ものでした。
1週間掛かって修理は完了したが、またまたお小遣いが無くなってしまった。