三寺まいり

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三寺まいりに行って来た。このイベントは浄土真宗親鸞聖人の命日の法要に西本願寺に所属する円光寺、真宗寺、本光寺のお寺にお参りしたことから始まったと言われている。

これが何故こんな町を挙げてのイベントになったかというと、明治時代頃に飛騨から信州へ糸引きの奉公に出ていた女工さんがお正月休みで帰省していて、皆着飾ってお参りしたことからここに男女の出会いがあり、「嫁を見立ての三寺まいり・・」と地元の小唄にも歌われたことから、縁結びが叶うお参りということで全国に知れ渡ることとなった、ということです。
なお、近くには「八ツ三館」という旅館がありますが、「ああ野麦峠」の舞台となった宿で、ここに女工さんたちが正月休みを終えて集合し、野麦峠を越えて行ったのでした。

で、ご多分に漏れず、飛騨のイベントですから夜がメインとなります。
今回は夜になると混雑するということもあるので、昼に行って来ました。
道の辻には雪で作った大ろうそくが灯され、今年はぼんぼりもたくさん設置されていました。夜だと幻想的な風景で観光客がたくさん訪れることでしょう。

我が家は真宗寺の檀家なので、まずお参りをしてから、お寺でふるまいのある焼きもちを食べました、子供たちは露店を見てまわるのが楽しみなので、いろんなものを買ったり食べたりしました。
今では観光に着物も貸してくれるのためか、結構着物姿の若いカップルも居ました。
冬の飛騨らしいイベントだと思います。