星とツアイスを見に行く

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僕のホームページには、カメラと写真のサイトがあるのだが、ここのところ更新しておらず、反省する次第です。
というのも、デジカメの時代となって以降、やはり便利さには勝てず、ついつい楽なのに流れてしまい、銀塩カメラの出番がほとんどなくなってしまっているのだ。

自分のカメラはコンタックスはじめ、ツアイスレンズのものがほとんどなのだが、先日ツアイス魂を再燃させるイベントを発見した。

かの「京都大学飛騨天文台一般公開」である。年に1回のチャンスだ。
飛騨天文台の近くに住んでいながら、一度も行ったことがなかったが、夏休みということもあり、家族の分も申し込んでおいたところ、抽選に当たり、めでたく天文台へ行くことが出来たのだった。

この飛騨天文台、現在では太陽活動や宇宙天気の研究が主で、ドームレス太陽望遠鏡や太陽磁場活動望遠鏡を主に使っているのだが、65cm屈折式望遠鏡も有名だ。
自然科学研究機構 国立天文台の望遠鏡と並び、日本最大口径のツアイス望遠鏡なのだ。
しかも、立地条件としては、標高1336mの大雨見山の山頂に設置されており、天体観測に最適の環境で、まさに天体観測の聖地と言ってもいいだろう。

集合場所は上宝支所でしたが、そこから先に行くのが大変。バスで未舗装の林道を延々と走ってガタゴト揺られ、ヘロヘロになりながら到着しました。
しかし、よくもまあこんな山のてっぺんに巨大施設群を作ったものだ。さぞかし工事も大変だったことだろう。

ところで、行ったのは夜の部であったが、夕方6時はまだ明るい。太陽望遠鏡に急いだが、10分ほど前に日没であったことから、太陽は見ることできなかった。

6時55分から65㎝屈折望遠鏡の観望だったが、まだ周りは明るい。「まだ明るくて星見えないじゃん」と思っていたら、自分の考えが甘かった。
このツアイス望遠鏡、空が明るくても星が見えるじゃないですか!
恐るべしツアイス望遠鏡。
今日は土星に照準を合わせてくれていたのですが、うそっ、作り物じゃないの?と思うくらい非常にシャープな土星の輪を見せていただきました。しかも、衛星まで2個もくっきり見えました。
もう感動ものの体験でした。
その後は、60cm反射望遠鏡を見たり、研究棟の屋上で星座の説明があったり、小さい望遠鏡で火星を見せてもらったり、天の川も久しぶりに見ることできました。

本当に満足のいく夏の夜でした。