また、つまらぬものを買ってしまった・・

というか、もう道楽の世界でしかないのでしょうが・・
話はくるまのことです。
実は、我が家は兼業農家であるわけで、農家にはお約束の「軽トラ」が1台あるんですね。
格好良く言えば「セカンドカー」なんだけど、この日本独特の文化である「軽自動車」の世界は、なかなか侮れない。

で、我が家の軽トラは、三菱だったり、スズキだったりして、それぞれ特徴があって楽しい車たちだったし、代車でホンダやダイハツもあった。

ところで、昔は軽トラでも、ダイハツ、スズキ、三菱、ホンダ、マツダ、スバルをはじめ、ホープ、ヂャイアント、くろがね、ヤンマーなどの製品もあったが、現在も残っているのは、ダイハツ、スズキ、ホンダだけになってしまい、あとの三菱(電気自動車除く)、マツダトヨタニッサン、スバルは自主生産でなく、OEMとなってしまった。選択肢が少なくなってしまったのは寂しいかぎり。

という前提があって、今回僕が買ったのは、スバル製最終型H23年式のサンバーなわけでした。
このサンバー、実にマニアックな構造なのは有名です。特にスーパーチャージャ仕様は別格なんでしょうが、ノーマルのNA仕様でも、4気筒リヤエンジン、4輪独立懸架など、他メーカーにはないハイテクメカを持つ軽トラなんですね。

しかも、グレードは農家御用達ともいうべき「JA仕様TC-Pro」、かつては「営農サンバー」と呼ばれてましたが、今では「JA」のステッカーが誇らしげに貼られています。
このJAサンバーに乗り換えてまず思ったのが、すごくローギヤードなこと。40Km/hも出せば余裕で5速に入ってしまう。リヤエンジンという特徴を捉えて「農道のポルシェ」とも言われるサンバーですが、超低速に強いという、本家ポルシェとは対極を成す車でもあるんですね。
まあ、せっかく買った訳なので、「メカばか」の乗る軽トラにふさわしく、存分に活躍してもらおうと思っています。