雪の日の鬱状態と大切な一瞬

今年初めてというか本格的に雪が積もった。

朝起きてみると屋根には30cmくらい積もっていたのだが、既に夜中の時点で20cmは積もっていることがは判っていた。

というのも夜、除雪車が作業している音が聞こえたからだ。

除雪車は普通の人が朝車に乗って出掛ける前に除雪を終わらせるように作業を始めている。ありがたいことだ。

雪が道路にあると当然車は走りにくくなるので移動するにも時間が掛かる。よって通勤など時間が決まっていることには早めに家を出なければならないことになる。

しかしながら皆考えることは一緒。結局はある程度の渋滞は覚悟しなければならない。

尤も自分は渋滞を避けるためさらに早い時間帯に家を出るようにしている。

さてこの雪の降った日は普段の景色も違って見える。このように日がな毎日同じような生活パターンで暮らしていても一日一日同じ日はない。この一瞬というのはまたやってくることはない。そう考えるとこの毎日を一瞬を大切にしなければならないなと思う。

ちょっと感傷的になってしまったけれど冬は雪に閉じ込められることから鬱状態になる人が多い季節でもある。じっとしているだけでストレスが溜まるからだろう。そう考えると動物などが冬眠するように冬はよく寝るというのは精神衛生上もいいのかもしれない。

といいながらちょっと予定があって家を出た。

待合室で待っていると、いつもの中庭の像に目が留まった。

おお、いつもの婦人像なのだが帽子とショールを纏っているようではないか。

雪の日ならではの景色ではあった。