この時期の鴨せいろは最強蕎麦。地元ならではの知られざる店がいい

今日は朝から予防接種受けに行ったり買い物に行ったりと忙しかったのだが、昼ご飯途中の道の駅か何処かで食べようかという話になった。

朝から出ていた霧(山上から見れば綺麗な雲海)が取れて、笠ヶ岳穂高岳乗鞍岳などが見える道を行くと昔JAの販売所だった所が蕎麦屋さんとなっている店の前を通り過ぎようとした時、「営業中」の看板が出ていた。

思わず蕎麦もいいかなと相談が成立し、車取って返して蕎麦屋さんに入った。

実はこの蕎麦屋「そば処すごう」というお店なのだが、まぼろしの店とも言われている。というのも営業日が基本木曜日~日曜日(冬期は土日のみ)とされているのだが、実際の処は金曜日~日曜日がベースで金曜日も休みの場合がある。しかも土日であってもその日の分終了で早じまいとか都合が悪くて臨時休業とか、ほんとにタイミング良く開いてる時が少ないんですね。

なのでこの辺りの事情を知っている人が来たり、たまたま通りかかった人がたまたま入るイメージで、待ちの行列などもない。

しかし蕎麦の出来映えはこの辺りでもぴかいちのものだ。へんに上品ぶってしまった街の名店よりも蕎麦って本来こういうもんだよねえと思える雰囲気のあるお店。

ただこのような普段使いの店も有名になってしまうと客が押し寄せることとなり、地元民としてはなかなか気軽に行きづらくなってしまう。せめて有名になってしまう前に食いだめしとくのがいいかな。

今日は鴨せいろをいただきました。蕎麦は新そばかつ地元産。有名になってしまうと地元産だけでは供給しきれなくなるので規模的にも今のままがいいのじゃないかと思う。

山菜の天ぷらやキノコも地元産であるため季節限定となっているのが潔い。

今回の鴨も地元産だろうか。聞いてみればよかった。何せ普通鴨せいろと言っても合鴨ロースを使用している処がほとんどなのだが今日のは合鴨ぽくなかったので本物の鴨だったかも。肉自体もよそだと3切れくらい入っているだけだがいろんな形や部位のものががっつり入っていてすごい。

そば茶やそば湯も美味しく、つゆも全部使ってしまいました。

こんな感じで満足して店を出ました。いい一日でした。