尾瀬とまでは言えないが・・

連休は久しぶりに外へ出てみることにした。

というのも家から車で少し行ったところに湿原があって、この季節は水芭蕉などが丁度見頃なんですね。

国道360号から行くのですが、途中「君の名は。」にも出てくる落合のバス停前を通って行きます。

湿原へ行く道は複数ルートがあって、棚田と板倉で有名な種蔵地区を通って行くことにした・・のだが、あれあれ通行止めになっていた。池ヶ原湿原の案内看板も出ていなかったが以前来た時はこちらから上がったので行けると思っていたのだががっくりだ。

気を取り直して、民俗館の方から上がることにした。

途中360号は道路工事で通行止めになっていて、強制的に旧道に迂回させられた。この旧道まだ使えるんだとびっくり。道路って使わなくなると急激に劣化して廃道みたくなってしまうものだが、とりあえずは普通に走れるレベルに整備されていた。

とは言いながら旧道。狭いしすれ違いも大変な道。あわてずゆっくり走るがまあマナーの悪い車の多いことには閉口する。

なんやかんやで時間とられながら湿原に到着。ずいぶん久しぶりの湿原だ。

シーズンなので臨時で案内ツアーや仮設テントで岩魚の塩焼きまで売っていた。

丁度水芭蕉も見頃の感じ。リュウキンカもたくさん咲いています。

さすがに尾瀬みたく広大な風景は見ることできないですが、尾瀬・・行ってみたいけど遠いし普通に山小屋の予約取ったり歩く装備など準備も必要ですが、ここくらいの規模のところなら1~2時間もあれば十分楽しめます。お手軽にミニ尾瀬体験したいならここっきゃないという感じですね。岐阜県でも最大規模の水芭蕉群生地と思います。

岐阜県水芭蕉というと蛭ヶ野高原、小鳥峠、美女峠、せせらぎ街道など有名ですが、湿原の雰囲気とか規模からすればやはりここ池ヶ原湿原(ニコイ高原)でしょう。

ちなみにこの池ヶ原湿原、アニメ研究の方によると糸守町の宮水神社ご神体のあるカルデラの位置に相当するそうな(そのうち湿原の真ん中に祠が祀られたりして)。

帰りは先ほどの旧道迂回がいやだと言うので、360号を富山方面に行くことにした。

途中昼近くになったので、蟹寺のそば屋さんに入ってみた。いつも富山に行くとき通り過ぎるだけで一度入ってみたいなと思っていたのだが試しに入ったところいい感じの店だった。古民家改造のそば屋なのだが、調度品が凝っていて美術館のような雰囲気の店で。しかもなぜか"縁側に"MVアグスタが置いてある!いやあ自分の家も座敷にイタ車(自転車)は何台か置いてるが、アグスタを部屋に上げている人は初めて見た。いろいろとマニアックな店だ。

肝心のそばもこだわりが見られ好感が持てる。メニューもざるそば、ざるそばセット、天丼セット、天ぷら盛り合わせのみという潔さ。かけやおろしすらない。

しかも土日のみ営業、冬はお休みとのこと。道楽でやってる店みたい。

360号から41号に出て、神岡廻りで帰ることにしたが、神岡を通るなら「あすなろ」の喫茶店に寄らねばならない、ということで珈琲とミニサンドイッチ食べた。

その後はもう面倒だから風呂入って帰ろうという話になり(嫁さん車に着替えを常備している)、流葉温泉に入って帰ることにした。

温泉熱かったがいい湯でした。

あとはもう夕飯食べて寝るだけ。41号数河峠越えて帰路につきました。