以前組み上げたDEROSAのBATIKモデル。
ただ、もともとこれはTTモデルで、本来は3tttのTT用ハンドルバーもしくは普通のドロップバーにクリップバーが使われていた。
しかしながらこれらはネットでもめったに出てないし出ていても綺麗だが超高価か、安いがボロボロのものかという2択で、手頃なものが出ないかなと思っていた。
ところが先日、3tttのティラミス未使用が出ているのを見つけた。
3tttのティラミスと言うのは分類としてはクリップバー、アシストバーとも言うけれど、一時大流行したチネリのスピナッチ、あれの3ttt版ということだ。だがよく見るとスピナッチとは微妙に形状が違い、単なるOEMとは違うぞと主張しているようだ。
いずれにしてもBATIKにはすでに3tttのエルゴバーが付けてあって、TT用のバーに取り替えることも考えていたのだが、まてまてTTバー仕様は確かに格好いいけれども実用性や重量から考えればスピナッチタイプの方がいいかもと思い直してポチすることにした(以前DHバーの重さに愕然とした覚えがある)。
さて品物が届いた。
おー値段まあまあ高かっただけあって、30年選手とは思えない状態で納得。
懐かしい旧マークのパッケージだが、本体の方は現在のものと同じく「3T」のシールが貼ってある。イタリア時代の最後の頃プロレース使用していたのにはこのステッカーが貼ってあって「いいなあ」と思っていたのだが、何十年かの年を経てまた夢が実現したことになる。
さて早速取り付けてみると、
おー、思ったよりいかつい感じに大変身。
ちなみに先ほどのスピナッチとの違いについて、スピナッチはバーの先端がストレート形状だが、3tttは写真のようにブルホーンぽく曲げられているのだ。この辺りの形状など、世界初のDHバーをスコットと共同開発した3ttt製の初代DHバー(スコットと3tttのダブルネームだった)を彷彿とさせ、なつかしい。
クリップ部分はどのように付けようか悩んだが、結局水平よりやや上向きにした。
昔プロが使っていたのを見ると下向きにしてあるものが多いように思えるが、今回はエルゴやブレーキのケーブルがすでに付けてあるのをバーテープだけ少し剥がして無理矢理付けているので、このくらいにしかできなかった。これについてはバーテープ巻き替えの時に再検討予定。
全体の雰囲気はこんな感じ。んー、TTっぽさがアップしていいのでないかい。シートポストの高さは相変わらずなので全体的に見れば?なんだろうけど・・
まあ街乗りTTモデルとしてはこんなものかな。モーターサイクルの分野で言えばカフェレーサーってとこか。