自転車を組む楽しみ

赤デローザの状況だけれども、今日はブレーキアーチが届いたので取り付けてみた。

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後ろアーチはシングルピボットのコーラス。これが取り付く部分(ブリッヂ)にはハートの刻印があって、このフレームがデローザ製であることを証明している。ビアンキだとここにバッチが貼り付けてあるが、低いグレードのモデルだとバッチが貼ってないものもあるので、やはり刻印のように判りやすいものがいいなと思う。まあチネリなどは素材としてハンガーラグやフォーククラウンなど売っていたので、簡単にメーカー品と同じ形をしたレプリカが作れた訳だけれど、それゆえ近年では各メーカーが正規品証明としてホログラムなどを付けたりとかの話が出てきているのだろう。

いずれにしてもこのような刻印などはフレームの製造者を特定するための特徴というものになる。もっとも、かつて主流だったスチールフレームは製造者によって特徴のある構造や加工がされていて、製造者が容易に特定できるものも多い。例えばデローザだと菱形のチェンステイだし、ジオスだとエンドの加工やシートステイ蓋形状、ホーク肩メダルなど。レニアーノならシートステイ形状やシートピンの位置など。レースで勝つためにそれぞれその当時の最新の考えを反映した形状となっている。

この辺りの話が出てくると、最高の自転車を作る意味が分かり始めるのだけど、最終的には、最高の自転車とは乗り手と目的に合わせた自転車ということになる。つまり注文生産の専用車。いわゆるオーダー車ですね。

かつての自転車はオーダーを受け付けてくれるところが多かったのだが、近年はカーボン製が主流になるにつれ台湾や中国製の大量生産車に押されて、どのメーカーもオーダーの体制は縮小の一方。デローザでもブラックレーベルの話があるけれど、フルオーダーは少なくなって色の選択などが主になっている。

昔のことを懐かしむ訳ではないけれど、オーダーシートを書いて、スケルトンの指定など、製作する人と対話しながら、自分だけの1台というものを作り上げるのは楽しい作業だったのだけど、そのように自転車を楽しむ人も今では少なくなっているのだろう。

閑話休題

今日はもう2点ほど。

リヤディレイラーに縦型アテナを付けてみたところ、アームが短か過ぎて、8速までしか行けないことが判明。うーん残念。流石に最大ギヤ21Tだと自分の脚力では平地のポタリング専用車になってしまうし・・ということで、ベローチェにとりあえず戻しました。

もう1点はハンドルの交換。スレッドのフォークがまだ届かないのでAヘッドの3Tミュータントステムに3tttのレコードバー(C-C370)付けてみた。やっぱりこれくらいの幅の方が自分の好みだ。

さらにもう1点、旧アテナのクランク(Cレコ時代)だが、5ピンがさびさびで交換しようとおもったが、カンパ製はめちゃ高い。FSAの5ピン落札したがまだ届かない・・