VULCAN紆余曲折の末に完成

シンテシのバルカンについてなんとか完成に至った。

フレームについては有名ブランドでもないので比較的安価だったが、安くてもイタリア車。ミドルグレード主体だがカンパ組みにしてみた。

仕上がりはこんな感じ。なにか雰囲気がアメリカというかグラベルロードぽい。

尤もMTBで有名なシンテシだからして、アメリカぽいのはわからないでもない。

実はキャノンデールSAECOカラーもウォッチリストに入れていたのだが、これが出たのでこっちになった。でもサエコカラーも手に入れたい1台。

今回フレームは47サイズなのだが、コンパクトながらまあまあいい感じに仕上がったのでなかろうか。実際自分が乗るのにこのくらいのサイズがいいのかも。

でもともとはアルミのストレートフォークが付いていたのだが、自分はあまりストレートフォークが好きでないので、手持ちのカーボンフォークを付けてみた。

今回、ブレーキアーチは中古ではあるがレコードのシルバーが手に入った。リヤアーチボルトの長さが合わなかったので、手持ちのボルトと入れ替えて使用。ハンドルは3tttのモルフェでデッドストック品、形が独特で後ろ側に湾曲していて持ちやすいバー。ステムは90年代ではお約束と言っても良い3tttのフォージAヘッドで今となっては珍しい1インチのAヘッド。テレコムピナレロに付いていたのを覚えている人もいるだろう。ヘッドキャップは適当なのが無かったので手持ちのレコードを付けてある。

前から見たところ。エルゴはケンタウルのカーボン10sでダウンレバーが下になったタイプ、下ハンの時に押しやすい。

シート廻り。手持ちのコーラスカーボンを装着。これまたデッドストック。サドルはフィジークアリオネ旧タイプk:iumレール、中古だが美品で安かった。ロゴがでかでかと書いてない旧タイプがいい。このサドル安かった理由が後ろの「fi'zi:k」バッチが付いていなかったためなのだが、実はここはフィジーク独自のICS(Integrated Clip System)となっていて、テールライトやサドルバックなどが簡単に取り付けられるようになっている。せっかくなので今回はICS対応のCATEYE製テールランプを付けてみたがさすがに純正品だけあってバッチリいい感じに取り付いた。

フロントメカとクランクもケンタウル。ただBBが手持ちがなくてアテナのトリプル用を付けたがやっぱりチェンラインが合わない。しかたなくケンタウルの純正BB発注したが在庫切れの返事が来てキャンセル。やむなくベローチェグレードの111mmシャフト中古ボロボロ品を取り寄せて付けてみたところ、とりあえずは動くのだがフロントディレイラーの取り付け角度がいまいち合わない。良く見るとフロントの直付台座がシマノ用らしい。それで取り付けボルトを手持ちのティアグラから外し、カーブワッシャを削ってみたところなんとか羽根が正しい位置にセットできたが若干オーバーシフト気味。もう少し調整追い込めないかなというところ。ペダルはサンツアーBMXの赤。これもデッドストックだが70年代。もう40年以上前の部品というのも感慨深い。ちなみにもう1台のシンテシープロムナードにもこれの青が付けてある。

リヤメカもケンタウル10sカーボン新品。カセットコグはコーラス13-25、チェーンはレコード。ホイールはシロッコのG3。

こうして紆余曲折のうえ完成したバルカン、今日は雨降りなので乗れないが梅雨の晴れ間に乗ってみたい。