まさか本物なのか?

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またフレームを入手したので1台組んでしまいました。

ものは、見てのとおりデローザのバティックカラーなんですが、アルミニオやプラネット、チタニオなどにあった市販レプリカモデルでないんですね。譲ってくれた方によると、クロノ バティック-デルモンテチームモデル(1997)とのことで、TT用のフレームだそうです(本物?)。

デカールに若干損傷があったりしてよく判らないところもあるのですが、選手の名前が残っていたり、ブリッジの小物等の細工、それと過去の写真で見る本物のフレームと特徴が一致していて、確かにレプリカの域を超えており、ブリッジやエンドの刻印からデローザ製だと思われる機体ではあるのですが、本当にツールやジロで使われた個体なのかは不明。ただ残念なことにフロントフォークは付属してなかったので、手持ちのTimeカーボンを組み込んでみました(実際にはAヘッドでなく時代的にはスレッドのスチールフォークが使われていた。Aヘッドは"97当時既に使っているトップ選手も居ましたが一般的になったのは"99頃くらいでしょうか。手持ちのスレッドフォークはコラム長が短くてやむなくAヘッドになった次第)。

当時はハンドルもブルホーン+TTバーでシフトはWレバーが使われていたようですが、当時のBATIKチームのエース、ベルヅィンはドロップバー+クリップ式TTバーの旧エルゴパワー仕様だったみたいで(フレームもチタンのスペシャル仕様)、ハンドルだけでも真似しようとたまたま3tttのTTバーがオークションで出ていたのを入札していたのですが負けてしまい、とりあえず3tttのフォーマと9Sエルゴ旧タイプで組んだ訳です。ステムは3tttのミュータント(手持ちにはフォージもあったのですが、あのごつさはシルバー仕様には合わないなと思ってこれにしました)。

クランクはレコードですが、その他は先のエルゴ含めてコーラスやベローチェにしました。シルバーのレコードはずいぶん手に入りにくくなってしまいました。まあコーラスやベローチェでもロゴが違うだけで実質数年前のレコードとほぼ同じな訳で、使う分には全く問題ないです。こんなカンパが個人的には大好きです。

問題だったのはフレームサイズで、自分にはサイズが大きすぎるのですが(名前の選手がほんとに乗ってたとすると179cmで、身長差10cm以上)、ピラーを切り詰め(安いセルコフを切っちゃいました)、ステムも短くし、サドルも前出しセッティングにしたところ、思ったより違和感なく乗れました。前傾感はありますがTT用だし割り切り。

しかしTT用軽量薄肉クロモリ扁平(ティアドロップ形状)フレームはやはりとても固いです。

フォークがTimeであっても結構なもの。タイヤを25cに替えたくなりました。今後の課題です。長距離は辛いかな。

でも踏み込めばすぐ出る感覚はすごいです。ピストかと思うくらいです。TTモデルだから当然と言えばそうかもしれませんが。でも車体の重心がいいというか、安定感もあるし、予想していたよりは乗りやすいフレームだと思いました。

カラーリングも派手な装飾こそないですが、いい色です。