件のBATIKデローザですが、今日の状況はこんな感じです。
なになに何が変わったって?えーよく見ていただくと、サドルが代わっているでしょう。
そう、このマシンにもともと装着されていたものと同じ、バティックカラーのフィジークPaveを入手したんですよ(中古だけど)。
中古だけに、この1997年式の自転車の歴史を感じさせる、レストアする際の方向性の一端を見つけたような気がします。
レストアについての考え方については、大きくはふたつ、細かくはみっつあると思っていて、
①新品レストア
②現状レストア
③実用レストア
になると思うのですが、これについてはレストアラーの間でも意見が分かれ、議論のネタにもなるのはよくあることです。
自分としては、どれが一番いいかと言う気はさらさらないのですが、これは好みの話でもあり、立場からの話でもあると思っています。
博物館であれば①か②でしょうが、これはしかし機械として見た場合は「飛ばないブタはただのブタだ」の名言のごとく、本質を失っている場合もあるでしょう。
③にしてみたところでオリジナリティを指摘されれば同じ話。
もうこれは、正義はひとつではないのは明らかなのに皆ひとつであると信じている、という話と全く同じですよねえ。
ちなみに自分はというと・・優柔不断なところもあるので全部支持ですかねえ。
(日和ったと思われるかもですが、建前上はね)