漬け物の季節

11月も下旬となって、冬に食べる漬け物の漬け込みシーズン真っ盛り。お隣の韓国では「キムジャン」でキムチの漬け込みを盛んに行っていることだろう。

我が家の漬け物は基本的にばあちゃんが漬けるのだがキムチは自分が漬けることになっている。

今年の通常漬け物だが自分が野沢菜が好きなことから、種買ってきて畑に植えてもらい、それが11月に入り漬け物となって食卓に出てくるようになった。その後は赤カブ(しな漬け)を漬け込んでいたが、これが食卓に出てくるにはまだ時間が掛かる。おそらく12月にならないと出てこないだろうか。

で、キムチはと言うと2週間くらい前に白菜を下漬け(塩のみ)しといてもらったのが「そろそろできるよ」という話になったので、具材を買いに出掛けた。

水あめと魚醤は去年の残りがまだあったので、とうがらし粉(粗挽き、細挽き)、塩辛(アミ、かつお、まぐろ、いか)、にぼし粉、切りするめ、切り昆布、切り干し大根、もち米粉りんご酢、おろしにんにく、おろししょうが、あま酒、乾し桜えび、ニラなど買ってきた。

最初はキムチのりを作る。もち米粉を水で溶いて火に掛け、焦げ付かないよう半透明の糊状になるまでかき混ぜる。

キムチのり冷やしている間に花椒はミルサーで粉にしておく。大根はスライサーで千切りにしておく。ニラは2~3センチに切り、スルメ、昆布、切り干し大根もキッチンハサミで細かく切る。

白菜は下漬けしたものを朝ばあちゃんが水切りしておいてくれた。半割り状態だが、芯だけ切り落として、漬け樽の底に入れておく。

大根はスライサーで千切り。

大根の一部はカクテキにするためサイコロ状に切って白菜の芯とともに樽の底に仕込んでおく。

ニラは食べやすい大きさに切っておく。

もち米粉から作ったキムチのり。

それで上記の具材を大鍋にぶち込みよく混ぜて、我が家風のキムチソック(ヤンニョム)完成!

後から人参や乾しホタテなど入れてなかったなあと気付くがまあいいや。毎年味が違うのも素人漬け物職人のなせる技。

白菜は早く食べられるよう1枚ずつ並べてはキムチソック塗りまた白菜を敷き詰めるというやり方(以前は半切り状態の物に一枚ずつめくって塗り込んでいたのだが漬かるのに時間が掛かるためせっかちな我が家向けにこうなった)。

すったもんだで漬け込み完了。

まあ速成キムチとしてはこのままでもすぐ食べられるのだが、乳酸発酵させるため2週間ほどは漬けておいた方が美味しいかな。

12月に入れば家の者たちが「もう食べられるか?」と言い出すだろう。ひと樽あっても1月末まで持つかどうか・・う~ん微妙だ。

まあその頃には樽の底のカクテキや白菜の芯がいい感じに漬かっていることを期待している。