モディファイの流儀

車に関わらず、市販の機械ものをレベルアップ(チューンアップ)する際には、その使用者の個性が非常によく出ると思う。
なぜこんなことを書くかというと、来て早々に再ドック入りとなったランチアデルタエボⅡの弐号機の内容に個人的に「?」という部分が非常に多かったからだ。
ぱっと目を引いたのがスプリング。数センチダウンするスプリングが付いていたのだが、ショックはノーマルのまま。前のデルタはスプリングはノーマルでショックはKONIに変えていた。
どちらを先に変えるか、ふつうはショックだと思う。スプリングを変えるならショックとセットでないと、本来の能力が発揮できないのではないのかな。事実、ノーマルのショックが古いこともあるかと思うが、ポンポンと挙動に落ち着きがないのだ。
それに、ブレーキホースがステンメッシュのものに取り替えられていた。しかしタッチとしてはノーマルとあんまり変わらない。このあたりはやった意味が少ない。バルクヘッド補強やシリンダストッパの方が効果高いのかなと思った。
タイヤはひびひびで、これはもう危険な状態。ブレーキホースやる前にタイヤ替えてくれ。
さらにはCDチェンジャとキラキラしたステレオ操作部、ウーン、シンプルなデルタのインパネ周りが台無しだあ。これには納得できず、CDチェンジャを撤去し、ノーマルのソニー製に戻してもらった。
と、まあこんな感じで、不満がふつふつと湧いてくるのだが、ぼちぼちと良い状態に育てていきたいと思っている。