500系のぞみ

東京へ出張に行った。
帰りが遅くなると、最終の名古屋発特急ひだに乗れなくなり、家にたどり着けなくなることから、東京駅17時30分発の「のぞみ51号」に乗って帰ることにした。
なぜ、のぞみ51号だったのかというと、この編成が「500系」だったからなんです。
知っている人も多いかもしれませんが、このJR西日本開発の車両は、今では東海道区間では2往復しか走っておらず、11月10日でさらにこののぞみ51号がN700系に取り替えられ、さらには来年の4月には最後の1編成も東海道区間から消えることが決定しているんです。
その後は山陽区間でこだまなどに使われるようなんですが、日本最速レコードを作った500系がのぞみから外されるとは、悲しい限りです。
巷では、製造コストが高いだの、モーターが全車両に配置されて電気を食うだの、屋根が丸くて室内が狭いだの、いろいろ言われているようですが、夢がないなあと思います。
100系新幹線の食堂車が廃止になった時も思いましたが、ゆとりというか遊び心というか、何か大切なものを亡くしてしまったような感じがします。
いっそのこと、こだま号になったのを機会に、食堂車や個室の100系車両を連結させて、ゆったり系の新幹線を走らせてくれないものでしょうかね。