栗よせを作る

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丁度今の季節、家では栗が採れています。我が家の栗の木はもう10年くらい前に植えたものだけど、幹の太さが20センチくらいになっています。

木が大きくなるにつれて、実の収穫も増えているが、いっぺんに採れても食べられないし、あちこちに配ったりもしている。残りはどうするかと言うと、渋皮まで取った状態で冷凍しておくのが最近では一般的です。使いたい時にすぐ使えます。

ところで、飛騨地方ではあまり「栗ごはん」を炊く風習がないようだが、かわりに「栗おこわ」はよく食べます。運動会やお祭りにはお約束の一品です。
しかしながら、せっかくの採れたばかりの季節ものだしということで、今日は久しぶりに「栗よせ」を作りました。

岐阜で栗を使ったお菓子と言えば、中津川、恵那、八百津の「栗きんとん」が有名ですが、飛騨で栗を使ったお菓子と言えば「栗よせ」と決まっています。
見た感じは「栗羊羹」みたいですが、寒天は使いません。小麦粉を入れるので「栗蒸しようかん」みたいなものですが、食感は「ういろう」と「羊羹」の中間くらいの感じです。

いずれにしてもこの「栗よせ」、栗羊羹との最大の違いは栗が主だということです。栗を餡でつないだものが栗よせで、羊羹に栗が入ったものが栗羊羹だと思ってます。
能書きはともかく早速作ってみました。

まず、栗を拾ってきます。今年は結構虫食いが多いです。天候が良くなかったせいでしょうか?
次に材料を用意します。味付き餡1kg、皮をむいた栗500g、砂糖50g、小麦粉100g、片栗粉10g、水1カップが我が家のレシピです。

栗はひたひたの水と砂糖で煮ます。その間に味付き餡と小麦粉、片栗粉、水1カップを混ぜておきます。
煮上がった栗をざるにあげて、餡のなかに入れ、よく混ぜます。
型に流し込みます。型をとんとんと叩いて、空気を抜きます。

先の材料でこのくらいの量ができます。(この型はデザート寒天を作る型です)

蒸し器に入れて、1時間10分ほど蒸します。

蒸し上がったら10時間以上冷やしておきます。

これを切り分けて、栗よせの完成です。だいたいこの大きさのものが5本できました。

ちなみに、和菓子屋さんで買うと、1本で1500円くらいします。手間暇かかりますからね。