冬支度など

平野では紅葉の季節となっているけれど、標高465mに位置する我が家では、もう冬支度だ。

たまたま休日出勤の振り替え休みがあったので、土日と合わせて3連休だったのだが、いろいろやらなければならないことがあったので、この際まとめてやることにしたのだった。

まずは、ぶどう棚の片づけ。今年は良いぶどうが沢山採れていい年だったのだが、我流ではあったが思ったより剪定が上手くできたようだ。手をかけてやればぶどうの木もよく働いてくれるものだ。
ぶどう棚は雪が積もると倒れてしまうので撤去することにして、無造作に伸びてしまった部分を切り落として、来年またいい棚にできるように剪定した。重なった部分は切り落として、小枝も沢山あると実が小さくなってしまうことから、ある程度すぐってみた。下に向かって出ている枝も切り落として、来年広げる時にはなるべく平たくなるような形にした。来年もうまく育って、よいぶどうが沢山採れるといいなと思っている。

その次には庭木の剪定。雪が積もると木が折れるし、もさもさとしていて見栄えが悪くなっていたことから、じいちゃんから剪定してくれんかと頼まれていたもの。庭木を趣味にしてるのはじいちゃんなので、自分でやれよと思うのだが、弱ったようなことを言うので、仕方なくやった。
我流なので、ばさばさと適当に切ってやった。まあ枯れる様なきつい剪定はしてないのでいいだろう。

その次には家の雪囲い。屋根雪下ろしをすると、雪が溜まってガラスを割ってしまうのでやるのだが、これをやると家の中が暗くなってしまう。
立て木を建てて、横桟を入れて骨組みが完成。ここにトタン板を張り、その上からまた横桟で固定する。
雪国だから仕方ないとは言え、今年は雪が少ないといいなと思う。

一日目はここで終わり。

二日目は、朝から栗の木の剪定。この栗の木は植えてからもう20年近くなるのだが、かなり巨大になってしまった。ろくに管理もしないでいたもので、無造作に伸びてしまい、去年もかなり雪で折れてしまったし、残った枝も雪で垂れ下がってしまった。
今年また雪が積もると折れるのは確実だし、上の方で折れた日には、登って行って切り落とすのも危ない。おまけに上の方が茂って、下の枝に日が当たらず頭でっかちな木になってしまっていて、今年の秋は実も少なかった。このため、数年後を見越して思い切って剪定することにしたのだ。
さすがに鋸で切っていては何日掛かるか判らないので、梯子で上まで登ってチェンソーでざくざくと切り落とした。
切り落としてみるとものすごい量の枝葉だ。葉っぱを鉈で払って、太い幹や枝は薪に。この作業の方が大変だった。
結局、夕方まで掛かってしまったが、さっぱりとした栗の木と陽の当たるようになった朴の木を見るにつけ、これからの雪の季節を越え、再び春には良い枝葉を付け、秋には良い実をつけてほしいものだと思った。