カンパは安い方がいい?

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組み上がった「デローザ」だが、なかなか変速機のシンクロがうまく取れない。
インデックスシフトのエルゴパワーは、自動車のセミオートマチックみたく、カチンと一発押せばバッチリシフトチェンジが完了するのはいいのだが、昔のシフターのようにチャラチャラ音が出た時に微調整するということが出来なくなった。

便利さを優先させるあまりに、微妙な操作が出来なくなるというのは、機械の制御というものの基本からすると片手落ちのような感じがする。
こんな話しを書いたのも、デローザのシフトがローかトップへ落とす時は問題ないのだが、ローへ上げて行く時に5速目くらいからチャラチャラ音がするからだ。
変速機の調整やワイヤーの調整をきちんとやってもうまく行かない。
ワイヤーの動きを改善するために、ワイヤーをひっこ抜いてオイルを差してみるが、あまり改善されない。
邪道なやり方では、真ん中くらいに1枚、8速用のスペーサを入れるというのもあるが、できれば姑息な手は使いたくないなーと思って、もう少し詳しく見ることにした。

エンドが曲がっているのか?と思い見てみるが、曲がっていない。
しかしこの時、プーリーケージが少し倒れているのが気になった。というのは、ディレイラーを取り付ける時、上ピボットに若干ガタがあったのを思い出したからだ。
その時は、中古だしと思い、そんなに気にしてなかったのだが、チェーンを張った状態で良くみると、ピボットの上と下で隙間が違う。手で上ブラケットを動かすとコクコクとやはりわずかにガタがある。
試しに手で上ブラケットを引っ張って固定した状態でシフトして見ると・・チャラチャラ音は発生しない。

やはりこいつか!

せっかくのカンパレコードだったが、中古だったのでかなり消耗していたようだ。
こんなのなら安いグレードの新品変速機の方がだんぜん良い。
このような時、昔のフリクションタイプなら手動操作で微調整すればなんともないのだが、今はインデックスオンリーの時代。もう部品取り替えしかない。
一気に疲れが出た。もうレコードで組むというのがバカらしくなってきた。