ランチアデルタの話し

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実は、自分の普段乗っている車は紺のランチアデルタなんですが(と書くと、この地方ではほぼ特定されてしまいますが)、もう18万キロを超えてしまいました。
こう書くと「えっ、イタ車って壊れるんでしょ」という人が多いと思うんですけれど、どっこい、ヨーロッパはアウトバーンやアウトストラーダのあるところですよ。
180キロしか出ない(出せない)日本車と、常用速度が全く違う世界で生まれた車がどれだけ基本的な考え方に差があるかは、言わずもがなです。
これは特に長距離を走る時に思うんですが、疲れないんですよね。最近の日本車も良くはなっているんですが、いい車と悪い車の差が大きいような気がします。
しかも日本車ときたら大排気量車と大衆車の扱いがてんで違っていて、不思議な感じがします。ヨーロッパ車などは小さい車に名車が多いくらいですがね。(尤も国産車でも良質な小型車を作っている会社はありますが、名車にまでは至ってないものが多いと思う)
これは、国産車のモデルチェンジサイクルが短いことも影響してるのかもしれません。永く作っていれば悪いところも改良され、安定性は高まると思うんですね。ランチアデルタなどは1979年から1995年頃まで作られた訳ですから、もう壊れるところが判り切っている。でも国産車は永く作らないから、何が悪かったのかが判らない、という状態に陥りやすいと思うんですね。
車としては問題点を解決して次の車の設計に反映するというのが正しいと思うのだけど、問題点をひとつづつ改良していくメーカーと、ごろっと設計変えてしまってどっちがいい?と言うメーカーと、どっちが好きかという差だけだと思うんですが、個人的には「永く生き残ったものが名車」と考えてるので、名車の資格を持つと思われるランチアデルタに乗り続けている訳です。