自転車を組むということ

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にわか自転車屋が次に取り組んだものがこれ。以前自転車の変速機を調整してあげた人から、「うちのカミさん用に1台作ってくれよ」という注文。
たまたま、婦人用のサイクリング車フレームを持っていて(うちの奥さんに「乗るか?」と聞いたら「あんたと違って乗るヒマがない」とにべもない返事で、寂しく自転車ハンガーからぶら下がっていた)、これは復活させてやらねばと、さっそく取り組んだ。
フレーム自体は自分が塗装したもので、僕の大好きな赤。フレーム形状は「ミキスト型」俗に「6本バック」とも言われる、婦人用スポーツ車の王道です。安いママチャリの「スタッガード」とは全然比較になりませんぜ。部品は今回他の新車から外して保管してあった新品とオークションで追加購入した部品その他新品部品多数の組み合わせ。特にブレーキアーチはいつか自分のスポルティフに付けようと思っていたグランコンペで、これだけでも価値があるものです。
結局「フラットバーロードご婦人型」にまとまったのだが、写真を件の依頼人に送ったところ、やはり変速が最新のインデックスチェンジが良いという追加注文。追加料金をくれるというのでこちらも張り切ってスピードメーターまでサービスして、納車となりました。
しかし、フレームが古くても丁寧にロー付けされた国産フレームは現在においても充分通用するわけで、久しぶりに「自転車を1台組んだ」というささやかで楽しい時間を持つことができました。
大切に乗ってもらいたいなと思います。