幻のカンパニョーロ ヌーボラリー

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このディレイラーは「幻の」とか「謎の」という言葉が頭に付く場合が多いが、確かにこのデイレイラーを持っている人は日本でも少ないだろう。
正式なカタログモデルではなかったようで、試作品程度が完成車メーカーに少数卸されたもののように思われる。
というのは、この変速機の入っている箱は、パーツ単体で売られる場合のような「きれいな」箱でなく、安っぽい箱に入っているからだ。
しかし、その内容は初代のラリーのグレードに近く高級感がある。横型に戻ったそのベース部分は、あのカンパニョーロの文字が削り落とされている。パンタグラフはヌーボスーパーレコードのものを使用している。プーリーケージは初代ラリーより長くなり、キャパシティは44くらいあるのでないかと推測される。(初代ラリーのキャパは41T)
もう一つの特徴は、インデックス対応だということだ。当時は7速時代だったから、シンクロレバーが正規の組み合わせだったと思うが、8速のエルゴパワーでも動くにちがいない。
さらには、フロントディレイラーの存在がある。巨大な羽根は後のマウンテンバイク用ディレイラーに引き継がれていく。