カンパニョーロ レコードロングケージ

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そして時代は10速から11速となった。
カンパニョーロがラリーという名の変速機を出してから約30年、ラリーと言う名はもちろんレースのひとつであることから、ラリー→レーシングトリプル→レコードという流れは、当然の結果だったのかもしれない。マウンテンバイクパーツとの両立の時代にカンパは迷ったように思えたことからすると、やはりカンパはロードレースの中から新しいパーツを生み出すのが正しいのだろう。
ただ、ロードレース主体といいながらカンパは伝統的に、日本では主流ではないがシクロクロス向けのパーツも作っているし、フラットバー用パーツも出している。現在のレコードロングケージはそれらの一環なのかもしれない。
このレコードロングケージは10速仕様でチタニウムの名が入っている。プーリーケージまでもがカーボン化され、チタンパーツもふんだんに使用されている。驚くほど軽い変速機で、ロングケージにここまでやる必要があるのかなとも思うが、やはりレコードという名を冠する以上、ショートケージと同じクオリティであるということを主張したかったのだろうか。現在の日本のメーカーならここまで徹底的にこだわることはないだろう。前田工業だったらやってくれたかもしれないが・・今となっては古いサンツアーパーツを集めているが、それらのパーツを見るにつけ、現在の日本ブランドパーツの底の浅さを感じるのは僕だけだろうか。