キムチを漬ける

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もう既に雪も降って、ずいぶん寒くなった。
畑も雪で真っ白になってしまい、あわてたのが白菜や大根や赤かぶなどの収穫をやっていたみんなです。我が家でも急いでそれらの材料を収穫して、急ぎ「漬け物」シーズンに突入してしまいました。
この辺りでは各家で自慢の漬け物が漬け込まれ、冬の大事な食料となるわけですが、漬け物と言えばおおかたは「ばあちゃん」が漬ける訳で、これがどういう意味かというと「味付けは女系になる」という訳なんですね。うーん、これでは男の味覚は継承されていかないのではないか。そんな訳で、僕も料理や漬け物作りも手がけているんです。
もっとも、赤かぶや大根、きゅうりなど常用の漬け物については、大御所が沢山居るのでおまかせしてもっぱら食べて味を修得することに専念している。それで、僕が担当するのはキムチなんです。
もともとキムチは好きなんですが、飛騨では赤かぶなど常用の漬け物が沢山あるので、キムチはあまり食べないのでないかと思う。しかしたまたま法事や寄り合いの時に僕のキムチを嫁さん等が持って行ったところ大変好評だったそうで、それ以来ひと樽漬けるようになった。
それと、今年の2月に韓国へ行って本場のキムチの味も覚えた。韓国のキムチはやっぱり日本の漬け物と同じで非常にバラエティに富んでいる。日本のキムチに対するイメージとはずいぶん違うと思った。
とは言いながらやはり日本人が普通に食べるキムチは「白菜のキムチ」な訳で、僕が漬けるのもまだ白菜のキムチだけ。そのうちに種類を増やしたい。
去年のキムチは辛さが強すぎたので、今年は一般的な味にした。
唐辛子は今年は細粉が手に入らず、粗挽きだが我慢。山椒、塩辛類(かつお、いか、ほたて)、かつおの粉、大根、人参、ねぎ、にんにく、生姜、干しえび、切りこんぶ、するめ細切り、りんご(すりおろす)、柿の皮、熟した柿、水あめ等を揃えて混ぜ合わせ、「たれ」が完成。これをばあちゃんに頼んでおいた白菜の新漬けに擦り込みながら漬け込んでいく。ゴム手袋は欠かせません。
こうして出来上がったのが、我が家のキムチ。今年はいい感じで漬けることが出来たので、早く食べられそうです。