日曜日はいつも高速を走るのだが、この冬としては本格的な雪降りとなった。
雪の東海北陸道は黒シャーベットから完全白路面状態まで、混在した状態で、なかなか安定して走行することができない。
それでも今年は、スタッドレスタイヤを新調したので、雪道もとても快適。全然怖くなくていい。
実は黒シャーベットの路面状態が一番嫌いだ。街の人は溶けているから安全だと思っている人も多いが、理屈を考えればすぐ判る。氷というものは、溶けかかった状態が一番よく滑る。スケートだって、刃で氷に圧力が加わることにより、氷の表面が溶かされ、そのために滑ることができるんです。
おまけにシャーベットときたら、砂みたいなもので、機械的グリップが期待できない。
つまり、中途半端なシャーベットは一番危ないということです。
こんな訳で、完全白圧雪の締まった状態が一番グリップが効き、安全に走ることが出来る。
飛騨清見から高速に入ってみると、まだスキー場が滑走可能なところが少ないためか、意外に車は少なかった。
快適に走っていたのだが、南に下るにつれて黒シャーベット路面が現れた。
我慢我慢の走行です。
途中、除雪車の一団と何回もすれ違う。お疲れさまです。
こんな感じで関インターの近くまで来た時、事件は発生した。
「ワイパーが動かない?」
まだみぞれは降っているし、視界が奪われていく。これはまずい。
インターまで数キロなので、とりあえずゆっくり良く見ながら走ってインターを降りた。
駐車場で、ヒューズでも切れたか?と思ったが、ワイパーモータの音はする。
?と思ってボンネット開けて、モーターのところを見てみると・・
ワイパーのリンクのブッシュが割れて、リンクが外れてました。
ガーンと打ちのめされて、トロトロと走ってワタナベ自動車に駆け込みました。
幸いにもブッシュの部品が解体車から取ってあって、30分で直りました。
よかった。これでお正月も車で帰れる。