じっと我慢の高速道路

デルタを車検に出して、その代車のニッサンモコに今乗っている。

モコ自体は軽自動車で、荷台が広くて自転車も乗せられるし、小回りも利くし、エアコンも効くし・・と申し分ない車なのだが、単身赴任の身では長距離がつらい。
軽は軽の得意な場所で使うのがいいよなあ、とつい愚痴も出る。

特に感じるのが高速道路なのだが、80キロで後続車のプレッシャーに耐えながら走り、4車線や追い越し車線が来るとホッとする。

デルタの乗っていると、さすがに15年を経た車なので、壊さないよう慎重に安全第一で行くのだが、ランプウェイでの加速などは余裕で合流できる。
しかも絶対的に国産車より速いという気持ちの余裕がある。
例えばニッサンGTRが速いといっても、サーキット以外ならデルタが自動車としては速いはずだ。
というのはデルタにはスピードリミッタが付いていないからだ。GTRは公道を走っている限り、180キロ以上は絶対に出せないのだ。(だからといってデルタでそんなスピードを出しているという訳ではないが・・)

まあ結局は気持ちの問題だけなのだが、デルタは調子さえ良ければ高速道路だろうが峠道だろうが抜群に安定して走り続けることが出来る。家から単身赴任先までノンストップで走っても苦にならない。
さすがに大陸生まれの自動車、6年連続ワールドラリーチャンピオンだけはある。

ちなみに自分のホームページでも書いているが、ランチアは世界で初めて「GT」を市販した会社だった。ちょっと前だとランチアのサイトをブックマークをした時「Lancia - Granturismo - Homepage - (italiano)」と表示された。(対してアルファのページはクオーレスポルティーバ:日本風に言えばスポーティサルーンと言ったところか、と表示された)

GTはグランツーリズモの略だが、大陸旅行用車という意味になる。長距離を高速で移動できる車、その伝統がランチアのラリーにおける輝かしい歴史とデルタのすばらしい長距離走行性を裏付けているのだろう。