ヱビスビールのはなし

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                                        ↑普通のラベル
実のところ、ビールはヱビスを好んで飲んでいる。
プレミアムビールの代表とも言うべき、この伝統あるブランドは、戦争中から戦後にかけて一時その名は無くなっていたが、1971年に復活したという経緯がある。

僕がビールを飲めるようになった頃よりすこし後に生ビール化されて、好んで飲むようになった頃には、金色缶になっていたが、ヱビスさんの絵は図案化されたものだった。
その後、ネオクラシックの流行る時代背景となったからなのか、ヱビスさんの絵が今のような絵になった(ちなみにサントリーのマークもCIの流れからかデジタル柄の図案になっていたが、何年か前から昔っぽい絵柄に戻って、やっと考えを変えてくれたかと、安堵した。※なお、僕はウイスキーについては昔からニッカ党)。

それで、今のヱビスさんの絵柄になってから、ひとつの都市伝説?が生まれた。
例の「ラッキーエビス」というもの。
通常、ヱビスさんが抱えているのは一匹のタイなのだが、ラッキーエビスには二匹のタイが描かれているというのだ。その瓶に出会ったなら幸せになれるという話である。

僕がその話を知ったのは、もう10年以上前だったか、テレビで(加山雄三さんだったかな?)がラッキーエビスの話になって、たまたま飲んだらそれに当たって、そのラベルを額に入れて船に飾ってたら大漁だったんだ!みたいなことを言っているのを聞いた。
それ以前からビンのヱビスビールは大量に消費していたので、しまった。幸せをつかみ損ねたかと落胆していた。そしてその後も何百本とヱビスを飲んだと思うが、発見できず。
その間に限定でラッキーヱビスが販売されたりされたが、やはり「自分が偶然めぐりあってこそ「ラッキーヱビス」だよなあ」という思いがあり、それらを購入することはなかった。

それが、今日、たまたま街に出かけ、マックスバリュで買い物をしたら、ヱビスの瓶ビールが売っていた。「まさかラッキーヱビスないよな」と思いながら見ると、なんと1本あるではないか!
もう10年以上も探していた、あの伝説のビールが、今手元にある。

少なくとも今日はこのビールに出会えて幸せな気持ちになれました。

なお、サッポロビールのホームページによると、ラッキーヱビスに出会えるのは「数百本に1本」とのことだが、巷の噂では500~600本に1本という説や1000本に1本という説があるようだ。